■ 抄録・要旨
| 2009年9月、PM2.5の環境基準が告示された。これと併せて、質量濃度の測定方法が定義された。当センターでは、2000年から、PM2.5の週単位測定を、2009年4月からは、標準測定法による測定を行ってきた。
35μgm-3を超過する高濃度日は、10月〜2月に集中していた。週単位測定との比較では、年平均値レベルでほとんど差は見られなかったが、月単位では季節変動が見られた。特に春から夏にかけての質量濃度は、週単位捕集は日単位の標準法と比べて1割程度低くなっており、揮発性成分の損失の影響が現れていた。同様の比較では、特に夏季にCl-、NO3-の濃度差が大きくなった。
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